学校ビオトープの整備・活用の事例や生態園における維持管理の方法を学ぶとともに、参加者が情報交換を行い学校ビオトープの今後の整備、活用、維持管理の方向性を探るため、「学校ビオトープフォーラム」を開催しました。 |
生態園の概要について講堂で説明を受けた後、中央博物館職員の引率により、生態園の視察、観察を行いました。参加者は舟田池での水質管理や埋土種子の発芽の取組、生態園内の植生についての説明を聞きながら、生態園の視察を行いました。 (2)講話「生命とふれあい豊かな心をはぐくむ」 児童生徒にとって、環境学習が果たす役割、効果について、単に、生物に関する知識だけでなく、思いやりや地域への愛着など、情操教育としても重要であるとの視点から、話をいただきました。自然を学び自然と人間との関係に気付くことで、人と人との関係も大事にできるようになり、そのことが幸せにつながるのではないかとの提言でした。 (3)実践事例の発表 ○銚子市立椎柴小学校からは、ビオトープでの稲作体験について、単なる体験としてではなく、本気で取り組むことで児童の興味、関心もより深まるとの指摘がありました。 ○県立沼南高等学校の科学部の生徒による発表では、ビオトープの整備だけでなく、昔ながらの里山づくりや太陽光を利用した温水器、自作の道具による脱穀作業など、幅広い取組について紹介がされました。 ○敬愛大学八日市場高等学校では、学校の授業で活用するだけでなく、用水路の手入れによるトウキョウサンショウウオの保全や、アカガエルの卵塊の経年調査も行っているとのことでした。また、自然観察会の開催や地元農家の協力の話もありました。 (4)全体での意見交換 座長:中村俊彦県立中央博物館副館長
参加した流山南高校及び沼南高校の生徒に本日の感想等を述べてもらい、その後、来場者全員が、現在の学校等での取組について、自己紹介を含めて報告しました。 |