千葉県環境生活部自然保護課Chiba Biodiversity Center生物多様性センター

シャープゲンゴロウモドキについて


1.シャープゲンゴロウモドキとは

 和名:シャープゲンゴロウモドキ

 学名:Dytiscus sharpi

 解説:シャープゲンゴロウモドキは、ゲンゴロウモドキ属に属する体長 3 cm 程度の大型ゲンゴロウの一種です。環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠA類、千葉県レッドリストでは最重要保護生物に選定されており、種の保存法において、2011年に国内希少野生動植物種に指定され、捕獲や譲渡等が禁止されています。

 本種は、大型食肉性水生甲虫類の一種として、生態系の中で上位の位置を占めるととも に、湧水があり水質汚染がなく、人工護岸がなされていない良好な水辺環境を代表する種 として重要です。そのため、生息地である里山の水辺環境の指標種とされており、今後の里山の水辺環境の保全の指標となることが期待されます。

2.シャープゲンゴロウモドキ回復計画について

 千葉県では、「千葉県シャープゲンゴロウモドキ回復計画」を策定し(平成27年3月改訂)、本種の保全事業を行っています。また、回復計画の下、「千葉県シャープゲンゴロウモドキ再導入・補強計画」を策定して(平成31年1月策定)、本種の積極的な回復に取り組んでいます。

3.これまでの取組

平成20年8月に、県、地元市町村、NPO等関係者が主体となってシャープゲンゴロウモドキ保全協議会を設置し、平成22年3月には「千葉県シャープゲンゴロウモドキ回復計画」を策定して、各種の保全事業に取り組んでいます。

 具体的には、生息状況の調査、生息地の維持・管理・環境再生、外来種対策、違法捕獲対策、系統保存、普及啓発などを実施しています。

なお、鴨川シーワールドでは、普及啓発を目的としてシャープゲンゴロウモドキの展示を行っており、シャープゲンゴロウモドキを実際に見ることができます。

4.協力機関等

鴨川シーワールド(保全協議会委員)

千葉シャープゲンゴロウモドキ保全研究会(保全協議会委員)

千葉県立中央博物館(保全協議会委員)