●講演:パームオイル利用企業と生物多様性
サラヤ株式会社 営業統轄本部 広報宣伝部長 代島裕世氏
- 講演内容 -
「手肌と地球にやさしい」ヤシノミ洗剤は、1971年、当時の河川汚染を改善するために誕生した植物性エコ洗剤の先駆けでした。しかし近年、植物原料のひとつであるパーム油の生産が拡大し、熱帯雨林減少など、現地マレーシアを中心に、様々な環境・社会問題を引き起こしています。エコ洗剤を名乗るためには、その原料調達地の生物多様性保全の視点も求められるようになったため、その緊急対応を迫られました。その経緯と、現在の活動近況を報告しました。
●千葉県からの情報提供
外来生物について ≪千葉県生物多様性センター 熊谷宏尚≫
生物多様性の保全上、大きな課題となる外来生物について、千葉県の確認状況、被害や防止方法について説明し、外来生物を拡大させないよう注意を促した。 参考:配布資料(pdfファイル:1,060KB)
●事例紹介
取組を行っている企業から事例を紹介していただきました。
・出光興産株式会社千葉製油所千葉工場総務課
工場緑地の公益的価値を高める取組を推進し、緑地でのモニタリングの実施を行っています。
・東京ガス株式会社千葉支店地域広報グループ
生物多様性ガイドラインを作成し、事業活動における取組みと社会貢献活動における取組みを進めています。(例:バラスト水配慮、長野・東京ガスの森の保全活動及び環境教育活動など)
・株式会社ヤマトマネキン東京支店
放置された人工林や間伐材や資源米など、不要とされているバイオマス資源を使用したマネキン作りを取り組んでいます。
※本ページは、セミナーの報告のため、記載内容はセミナー開催当時のものです。