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淡水生物

サワガニ スクミリンゴガイ スジエビ ブルーギル メダカ

サワガニ    Geothelphusa dehaani

千葉県RDB 要保護生物(C)

【体長】甲幅2〜3cm、脚幅5〜7cm 【体色】黒褐色、青色、赤色。【特徴】甲は丸みを帯び、背面は盛り上がる。表面は滑らかで突起や毛は無い。オスははさみの大きさに差があり、一般的に右が大きい。【環境】千葉県に生息するカニ類中唯一の純淡水産。川の上中流域の水のきれいな沢や小川、水辺の樹林内にに棲み、水質の指標生物とされている。【行動】夜行性。昼間は石の影などにひそんでいるが、雨の日には昼間でも行動する事がある。雑食性で、藻類、昆虫類、カタツムリ、ミミズなどを食べる。【繁殖】産卵期は春〜初夏。メスは直径2mmほどの卵を数十個産卵し、腹脚に抱えて保護する。幼生は卵の中で変態し、孵化する際はカニの姿で出てくる。【分布】県内各地に点在して生息地がある。水系によって遺伝的分化が進んでおり、地域的に絶滅した場合は復元できない。Top

スクミリンゴガイ    Pomacea canaliculata 

重点対策外来種

【殻高】約3cm 【殻色】濃い茶褐色〜暗褐色。【特徴】ジャンボタニシとも呼ばれる。タニシ類に良く似ているが、殻の色が褐色を帯びることや、若干球形に近いことから区別できる(写真の右上がスクミリンゴガイ)。【環境】底質が泥の止水域、特に水田や用排水路湖などに生息する。南アメリカ原産で食用としていくつかのルートで移入された。【行動】植物食性で、イネ、レンコン、セリ、ヒシなどに食害がある。【繁殖】産卵期は4月中旬〜10月上旬。植物の茎やコンクリートの壁などにピンク色の卵塊を産みつける。寒さに弱く、土の中にもぐって越冬する。Top

スジエビ    Palaemon paucidens

【体長】オス3.5cm、メス5cm 【体色】体色は透明で内蔵等が透けて見える。全体に黒い横縞模様が入る。【特徴】紡錘形で腹部中央が湾曲する。テナガエビの若い個体やヌマエビと似ている。【環境】池沼・川などの淡水域に生息する。つり餌として利用されるため、汽水域でも見かけることがあるが、本来の生息域とは考えられない。【行動】夜行性。昼間は石の下や水草などの茂みの中にひそむ。ほぼ肉食性で、水生昆虫や他の小型甲殻類、貝類、ミミズなどの小動物を捕食する。【繁殖】産卵期は春〜秋。特に初夏が盛ん。メスは直径1〜2mmの卵を腹脚にかかえ、1ヶ月ほど保護する。Top

ブルーギル  Lepomis macrochirus 

特定外来生物

【体長】約20cm 【体色】淡い緑褐色で、不鮮明な縞模様がある。【特徴】体は円形に近く、平たい。【環境】湖や池など、水の流れの少ない淡水域に生息する。【行動】雑食性で、水生昆虫、甲殻類、貝類、小魚や魚卵の他、水草を食べることがある。【繁殖】産卵期は初夏。オスが水底にすり鉢状の巣を作り、メスを呼込んで産卵させる。産卵後もオスは巣に残り、稚魚が成長するまで保護する。【被害】この魚の繁殖力、生命力、捕食力の強さは驚異的で、生態系への影響が心配される。【分布】1960年代にアメリカから移入され、現在は県内各地に生息地がある。 Top

メダカ(ミナミメダカ) Oryzias latipes

千葉県RDB 重要保護生物(B)

【体長】3〜4cm 【体色】翅は透明。細身で黒っぽく、緑色の斑紋がある。【特徴】頭部は縦扁し、両眼間は平ら、口は小さい。【環境】平地の池沼・小川や、谷津の細流につながる水田などに棲む。【行動】昼行性。昼間は水面近くを群れて泳ぎ、動植物性のプランクトンなどを食べる。【繁殖】産卵期は春〜初秋。メスは卵を水草に産みつける。【分布】県内各地に生息地があるが、水域の埋め立て、水田の乾田化などによる環境悪化などで、生息域が急激に減少しつつあり、絶滅が懸念される。Top